2016年10月31日月曜日
取捨選択
模試の過去問演習をして解説の冒頭で、「取捨選択」についてお話をしました。限られた時間で最大の効果を上げるために「完璧主義」を捨てて、優先順位の低いものをどんどん捨てていく方法です。勉強の仕方がうまくわからなく前に進めない生徒が多く見かけます。勉強の仕方も必要ですが、それ以前に、覚え方、暗記の仕方が大切です。僕個人的な意見ですが、勉強はほとんど暗記だと考えています。ところが多くの生徒の暗記の仕方というのが、点数の高いものも低いものも、出題頻度の高い問題も低い問題も焦って一気に覚えようとしています。重要度がまるで違うのに、すべて同じように覚えなければいけないと思っていませんか?「勉強はしているけど成績が伸び悩んでいる。」の原因の1つがこれなのかもしれませんね。大事なことは「大切なものから順番に詰めていく、いらないものは捨てていく」ことだと思います。こういった取捨選択ができない生徒が非常に多いように感じます。本日の数学の模試の過去問演習で、生徒たちの様子を見ていて思ったことなのですが、わりと皆さん問題を捨てたがりません。ですから「全然進まない→やる気がなくなる→やらない」になっているような気がします。捨てるからこそかえって早く覚えられると思います。入試は満点を取る必要はありません。合格点を取ることに集中して問題に優先順位がつけられるよう練習していきましょう。
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