2018年4月4日水曜日

吹奏楽の演奏も因数分解?

先日は因数分解の考え方について記事にしましたが、「コサインなんて人生に関係ないと思った人のための数学のはなし」という本の中で「素数」について紹介されていました。昨日中3生は素因数分解の中で素数についても学習しましたが、素数は2,3,5,7,11,13ですが、1212=3×4と表せるので素数ではありません。これを合成数と言います。どうして数学者が素数を重要なものとするのか、その一番の理由は、全ての数は素数か素数の積かで表すことができるというところにあります。つまり、全ての数は素数から作られるということになりますね。さて、当塾は今年度、吹奏楽部の生徒が比較的多いような気もしますが(先日定期演奏会のお誘いを受けたのですが授業で行けなかったので申し訳なかったです)、例えば、吹奏楽の演奏。トランペット×ホルン×トロンボーン×クラリネット×…×サックスといった楽器が奏でる音《素数》が組み合わさって一つの作品《合成数》が生まれます。先日の因数分解の話に加えて、指揮者が本当に音楽の因数分解のプロなのがよく分かります。一つの楽曲を聞き、それがどんな音で構成されているのかを聞き分けることができるわけですから。また演奏中は音の展開・因数分解の連続ともいえるはずです。これができるからこそ、例えば、「この部分は少し迫力にかけるので、もっとチューバの低音を効かせよう」といった調整を加え、より高いクオリティを目指すことができるのですね。かの有名なガリレイはもしこの世界が一冊の本だとしたら、それは「数学」という言葉で書かれていると言っています。だとすると、この世界で宝石のように輝いている素数たちが、全ての“数”を作りだし、世界の根幹を握っている存在と言えるのではないでしょうか。

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